僕は一度大企業に入った後、起業してその会社は大きくならなそうだったので今とあるIT企業のマネージャーになるという経歴をたどっています。やはり起業した時も今も一番言われるのは起業する事に不安を感じなかったかです。これは今マネージャーになっているから言うわけではないですが全く感じなかったです。むしろ大企業にいた時の焦りのほうが大きかった。
そもそも安定とは何か?
そもそもで言うとなにが安定しているか、安心できる状態なのかの基準が大きく周りの人と違いました。起業は8割がた興味でしましたが2割はサラリーマンが不安でやめたというのがあります。サラリーマンというとごへいがあるな。。。営業としてごく一部の業務のみを行っていたのですがそういうビジネスのなかの一部しか知らず、ビジネス自体を創りだすスキルを持たないことに不安を持っていました。
僕にとって安定とは大きい企業に属していることではなく
・常に人材市場が求める能力を持ち続ける
or
・ビジネス自体を創りだす能力を持つ
でした。起業をすると両方持てるので非常に潰しがききやすい。なんで実は起業家は最も安定した職だと考えています。僕は起業するまでは営業としてごく一部の業務にしか関わらなかったため、40代とかでその仕事が無くなったら価値がなくなってしまいます。もちろん営業は商材が変わってもできる仕事ではあるので比較的潰しがききますが、他の例えば経理などはITツールの発達で大分仕事がなくなる職種だと思います。そういった職種の人はかなり不安定と言えるのではないでしょうか?
そう考えると起業するとまずあらゆる業務を自分でやらないといけないし、お金ができるまでの流れを一通り把握できるので色んな職種ができるようになりますし、マネージメントがすごくしやすくなります。人に指示する時この流れを把握しているかどうかはかなり指示の質に影響を与えます。またビジネスを1からつくる能力があれば雇われなくてもなんとかなります。
僕がこう思ったのもサラリーマン時代、ある事業がIT化で全く日本で要らなくなり、その中心技術の技術者が一般職と一緒にコピー取りをしていたのを見たからでした。その会社はクビにしないだけ優しいと思うのですが、僕はああはなりたくないと思ったセンセーショナルな場面でした。(もちろんその人が不幸と決めつけているわけではない。個人的になりたくない)
失敗しても絶対IT企業のマネージャーになれると思っていた
まあただ残念ながら起業は失敗しました。メガベンチャーを作りたいと思い、仲間を集め色んなモデルを試しましたが、中小零細で終わりそうな結果しか出なかったため畳むことになりました。これは本当に悔しく、今のポジションになれたから良かったじゃんという気持ちになれませんし、言うつもりはありません。
ただ今のポジションになったのは偶然ではなく完全に狙っていました。起業はやはり失敗する可能性が高いのでそうなった時どうするか?は最初から考えており、そのリスクヘッジがかなり高確率でできるというのも起業した理由の一つです。起業した時、僕は全くリスクが有ると思っていなかったのです。
今IT業界はある程度大きな企業がでてきました。DeNA、GREE、サイバーなどなど。これらの会社は必ず1プロダクトのみでポートフォリオを組まず複数のプロダクト展開します。海外のIT企業も必ずしています。IT系のプロダクトは移り変わりが激しいのと初期投資を小さくできるのでとにかく色んなプロダクトを試しまくります。しかし、そのためにはどんなに小さいプロダクトでも一人はプロダクマネージャーが必要です。しかもそのプロダクトマネージャーは日本にはあまりいない人材です。かなり広い知識を持たないと行けないのにサラリーマンだと知識が専門的になり部分的になりやすいからです。プロダクトマネージャーとしての経験を詰むには起業するのが一番いいけど起業家はさほど多くありません。そのため起業すればこの中小以上の企業のプロダクトマネージャーという競争の少ない人材市場に飛び込める、しかもその市場は今後広がり続けると考えました。
実際会社を閉めた後、転職活動をしている際にこれは強く感じました。そして今の会社でもこのプロダクトマネージャーの不足は感じますw
まとめるともっと何が本当に怖いのかを見極めたほうがいいんじゃないかなーという話です。