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最近キャリアについて聞かれることがよくある。大抵が自分も将来プロダクト全体の戦略を見ていける立場になりたいというものだ。で、そのために今何をしているか聞くと大抵まずは会社でプレイヤーとしての仕事をしてそこで成果を出してマネージャーになるというものだ。正直言うと滅茶苦茶悠長な考え方だなと思う。

 

ただ会社のほとんどはこういう人材に対してまずは今の場所で成果を出そう、メンバーの信頼を勝ち取ろうと言う。なんでかというとそれを餌に努力してもらうことが会社にとって一番利益が大きいからだ。正直僕も自分のメンバーに対してそう言いたい。でも実際にはそれはあまりいい方法ではない。ポジショントークにすぎないのだ。まずなぜプレイヤーとしての成果があまり意味ないかというとプレイヤーとマネージャーはやっていることが全く違うからだ。これはどちらが優劣という話ではなくジャンルが違う。なのでプレイヤーとして成果をあげる人間に対して会社が思うのはマネージャーにあげようじゃない。このままプレイヤーとしていて欲しいが一番だ。

 

ただそういう意識の高い人間を引き止めておくためにじゃあ今の場所で成果を出したらと餌をぶら下げるのだ。そもそもプレイヤーは何人もいるし、現在いるマネージャーをどうするかという問題があるのでたとえ成果を出した後に本当にマネージャーにするとしてもかなり時間はかかるし、時の運の要素が大分でかい。

 

じゃあプロダクトマネージャーになりたい人はどうすればいいかというと起業するのが一番早い。社長という管理職は根性さえあれば誰でもできる。ただ社員がいないとマネージャーではないので人を引き込む能力は必要だが。。。

 

僕は元々1プレイヤーだったがそれでマネージャーのキャリアを開けた。多分起業しなかったら今もプレイヤーだ。しかも若いマネージャーは少ないので求人市場でかなり得をしていると思う。もちろん単純に求人に有利かどうかが問題なのではなくい以外とあなばなキャリアなのだ20代のマネージャーは。

 

ただこれを会社のメンバーにいっていることは上にバレたくないなあ。。。社長にめっちゃ怒られるよ。。。

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隣の芝は青いと言うのはよく言ったもので他社での友人の働きぶりは輝いて見えるものだ。あの会社に行ったらもっと良くなるかもしれないというのが転職の理由で一番多いと思う、というよりより良くなると思っているから皆転職するんだと思う。ただ皆が皆転職先で思ったような仕事ができるわけではないし、転職前に思っていたようにはいかないものだ。

 

転職を度々する人はどういう思考回路なのか?というのがあまりわからなかったんだが最近僕も行き詰まって一瞬隣の芝が青く見えたのですごく共感できるようになったwその時の個人的な思考をちょっとまとめてみる。

 

何故よく見えるかの仮説

 

・自分のいる会社を批判するために逆に他の会社をよく言う

・同窓会では皆自分の会社をよく言うもの

・転職する理由をつけるため

 

自分のいる会社を批判するために逆に他の会社をよく言う

 

わりかし多いのはコレなんじゃないかなと思っている。別に他社の事を本当に好きなわけではないんだが自社を批判するためにあの会社はこうなのにうちはこんなにひどいというために美化する。美化するうちに本当にいい会社なんだと思い込み始める。人間の思考回路は実に自分に甘くできている。

 

同窓会では皆自分の会社をよく言うもの

 

同窓会では結構自慢してしまうものだ。そもそも同窓会には社会的に成功している人とその人と結婚したい女が集まるなんて言う人もいるぐらいだ。これはOBOG訪問とかでもよくあることだけど社外で自分の会社、立ち位置を自慢したくなるものだ。その自慢を真に受けるとすごくいい会社に見えてしまう。逆に社員に面接やOBOG訪問などを受けさせるとよく言わざる負えないし、よく言っている間にだんだんいい会社だと本当に思ってくるもんなんじゃないかと感じている。実際僕は面接をしはじめて結構会社のことを好きになっているw

転職する理由をつけるため

 

若干一つ目とかぶるが転職する言い訳を自社の批判でするよりもより良い他社にいくのほうがポジティブに見えなくもない。そのためにわざと自分に思い込ませようとするのもあるんじゃないだろうか?

 

以上のような考えに至った時に実際に他社でどんなことができるんだ?具体的には自社とどう違うんだと考えた時、意外と今直面している問題は他社に転職しようとも起こり得るものだったりする。そのことにふと気づくと転職意味なくない?と思える。

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最近部下から移動にたいして不満があるという相談をされました。まあ会社なんだからしょうがないよねと言う意見もあると思うんですが彼の意見は非常に客観的なものも含まれていてただの愚痴ではなかったので僕も色々考えてしまいました。で、そこからサラリーマンにとってほとんどの人が経験する納得できない移動をどう捉えるべきなのか、どんな対応をスべきなのかを考えてみた。

 

そもそも彼はどんな状況なのか?

 

まあ彼は僕から見ても優秀なプロジェクトマネージャーでプロジェクト単位での意思決定をできる立場でした。しかし、今回もう一つ下のディレクターの立場になることになりました。理由は大きいサービスの部署に彼を移動させたい。で、その部署には執行役員が上にいて平社員の彼が執行役員の上になることは難しいということで一段下がったんですね。ただ彼はその執行役員よりも自分の方が優秀なのに立場的な問題のせいで今回の処遇になって不満というわけです。

まあ彼の立場のレイヤーが一弾下がったのが不服というのは彼個人の意識の話とも言えなくはないんですが彼曰く、実際には自分が指揮することになるだろうに肩書がないと指示がしにくく、また、現場もどっちに相談すればいいかわからないから混乱するという意見でした。

 

後者は彼なりに組織運営の事を考えていて確かにそれは分かるなと言う内容です。やはり実際彼の方が優秀だなと思ってもメンバーは大事なことを肩書きがマネージャーの執行役員にやっぱり一言言うと思う、それが無駄なコストになるし、情報が分散する原因になってしまう。

 

彼はどう対処すべきなんだろう?

 

まあまず組織運営に支障が起きるならもちろん人事権を持つ人間に言うべきだろう。上記の理由は執行役員に対する評価が分かれ目なのでちょっと難しいが。。。ちなみに聞くとたしかに経験も無いし、特に優秀そうではないが会社は試してみる意味でも配置したいとのこと。これは執行役員って立場の人間をそんな新卒みたいないきおいで使って良いのかなあ。。。って感じはする。

 

ただ言っても彼の意見がすぐに反映されることはないだろう。会社もバカではないのでできないと思っている人をマネージャーに据えることはない。おそらく経営陣はその執行役員を評価しているはずだ。じゃあ次に彼はどう対処すべきなんだろう。一番模範解答はちゃんと会社で評価を出してマネージャーの座を奪うことだろうと思う。しかし、僕は環境を変えてチャンスを掴むのも選択肢としてはありだと思う。しかし、それが身を結ぶ保証はないし、そこに時間をかけるというのもどうなんだろうと思う。ここは難しいところでじゃあどんどん転職しようと言ってもサラリーマンが移動することなんて当たり前なのでそれに不満がある度に転職していたのでは結果を出すことは難しい。やはりどんなに優秀でもある程度会社に在籍して社内の人間関係やノウハウを身につけないと結果は出せない。

 

僕だったら下記の判断基準で見極める

 

・今のポジションが希望のポジションにつながるポジションか?

・人事権を持っているリーダーは信頼にたる人物か?

 

前者は厳しい言い方かも知れないが会社は実績でポストを決める。で、実績をあげるのは全く関係ないポジションだと難しい。例えば清掃員をやっていた人がいくらそこで成果を上げてもマーケテイングのマネージャーになることは難しい。ちゃんと繋がるようなポジションかは考えたほうが良い。またもし全く関係無いポジションの場合、会社は君にそのポジションにつかせることを微塵も考えていない可能性が高い。

 

後者はもう社内の政治や制度で見ないほうが良いという話。あの人が抜けたら自分だとか考えていても会社の人事はなにが起こるかわからない。ただ社長などリーダーがポンポン変ることはない。そこがちゃんと評価できる人間かを考えるべきである。

 

前向きな転職であればあるほど実は見極めは難しい。チャンスがどこにくるかは最後は運任せと言う名の縁でしかない。

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僕は一度大企業に入った後、起業してその会社は大きくならなそうだったので今とあるIT企業のマネージャーになるという経歴をたどっています。やはり起業した時も今も一番言われるのは起業する事に不安を感じなかったかです。これは今マネージャーになっているから言うわけではないですが全く感じなかったです。むしろ大企業にいた時の焦りのほうが大きかった。

 

そもそも安定とは何か?

 

そもそもで言うとなにが安定しているか、安心できる状態なのかの基準が大きく周りの人と違いました。起業は8割がた興味でしましたが2割はサラリーマンが不安でやめたというのがあります。サラリーマンというとごへいがあるな。。。営業としてごく一部の業務のみを行っていたのですがそういうビジネスのなかの一部しか知らず、ビジネス自体を創りだすスキルを持たないことに不安を持っていました。

 

僕にとって安定とは大きい企業に属していることではなく

 

・常に人材市場が求める能力を持ち続ける

or

・ビジネス自体を創りだす能力を持つ

 

でした。起業をすると両方持てるので非常に潰しがききやすい。なんで実は起業家は最も安定した職だと考えています。僕は起業するまでは営業としてごく一部の業務にしか関わらなかったため、40代とかでその仕事が無くなったら価値がなくなってしまいます。もちろん営業は商材が変わってもできる仕事ではあるので比較的潰しがききますが、他の例えば経理などはITツールの発達で大分仕事がなくなる職種だと思います。そういった職種の人はかなり不安定と言えるのではないでしょうか?

 

そう考えると起業するとまずあらゆる業務を自分でやらないといけないし、お金ができるまでの流れを一通り把握できるので色んな職種ができるようになりますし、マネージメントがすごくしやすくなります。人に指示する時この流れを把握しているかどうかはかなり指示の質に影響を与えます。またビジネスを1からつくる能力があれば雇われなくてもなんとかなります。

 

僕がこう思ったのもサラリーマン時代、ある事業がIT化で全く日本で要らなくなり、その中心技術の技術者が一般職と一緒にコピー取りをしていたのを見たからでした。その会社はクビにしないだけ優しいと思うのですが、僕はああはなりたくないと思ったセンセーショナルな場面でした。(もちろんその人が不幸と決めつけているわけではない。個人的になりたくない)

 

失敗しても絶対IT企業のマネージャーになれると思っていた

 

まあただ残念ながら起業は失敗しました。メガベンチャーを作りたいと思い、仲間を集め色んなモデルを試しましたが、中小零細で終わりそうな結果しか出なかったため畳むことになりました。これは本当に悔しく、今のポジションになれたから良かったじゃんという気持ちになれませんし、言うつもりはありません。

 

ただ今のポジションになったのは偶然ではなく完全に狙っていました。起業はやはり失敗する可能性が高いのでそうなった時どうするか?は最初から考えており、そのリスクヘッジがかなり高確率でできるというのも起業した理由の一つです。起業した時、僕は全くリスクが有ると思っていなかったのです。

 

今IT業界はある程度大きな企業がでてきました。DeNA、GREE、サイバーなどなど。これらの会社は必ず1プロダクトのみでポートフォリオを組まず複数のプロダクト展開します。海外のIT企業も必ずしています。IT系のプロダクトは移り変わりが激しいのと初期投資を小さくできるのでとにかく色んなプロダクトを試しまくります。しかし、そのためにはどんなに小さいプロダクトでも一人はプロダクマネージャーが必要です。しかもそのプロダクトマネージャーは日本にはあまりいない人材です。かなり広い知識を持たないと行けないのにサラリーマンだと知識が専門的になり部分的になりやすいからです。プロダクトマネージャーとしての経験を詰むには起業するのが一番いいけど起業家はさほど多くありません。そのため起業すればこの中小以上の企業のプロダクトマネージャーという競争の少ない人材市場に飛び込める、しかもその市場は今後広がり続けると考えました。

 

実際会社を閉めた後、転職活動をしている際にこれは強く感じました。そして今の会社でもこのプロダクトマネージャーの不足は感じますw

まとめるともっと何が本当に怖いのかを見極めたほうがいいんじゃないかなーという話です。